二百十日を過ぎ、台風本番の季節へ
暦の上での「二百十日」は9月1日頃、「二百二十日」は9月11日頃にあたり、昔からこの時期は台風の被害が出やすいとされてきました。福岡県も例外ではなく、糟屋郡でも屋根や外壁、カーポート、フェンスなどが強風で傷むケースが少なくありません。実際に被害が出てから調べるのではなく、事前に流れを知っておくことで落ち着いて対応できます。
まず安全確保、そして「片付ける前に」記録を
無理な作業は禁物です。安全を確保したうえで、被害箇所は片付けや修理を始める前に、スマートフォンなどで写真・動画を残しておきましょう。
- 建物全体がわかる引きの写真
- 破損箇所がわかる近接の写真
- 可能であれば被害の日時がわかる状態で撮影
この記録が、り災証明書の申請にも保険金請求にも欠かせない資料になります。
り災証明書とは
り災証明書は、市区町村が住宅などの被害の程度を認定して発行する証明書で、各種の支援制度や税の減免を受ける際に必要になることがあります。志免町をはじめ糟屋郡の各町でも、税務担当の窓口で申請を受け付けています。申請には被害状況の写真が必要になるため、前述の記録が重要です。
火災保険金請求の流れ
一般的には次のような流れになります。
- 加入している保険会社・代理店へ連絡
- 被害状況の報告(写真提出や現地調査)
- 保険会社による損害査定
- 保険金の支払い
契約内容によって「風災」「水災」の補償の有無や免責金額(自己負担額)が異なるため、まずはお手元の保険証券やご契約のしおりで補償範囲を確認することをおすすめします。火災保険・地震保険そのものの選び方については「火災保険・地震保険の選び方」のコラムもあわせてご参照ください。
気をつけておきたいこと
- 修理を先に済ませてしまうと被害状況が確認できず、保険金が下りにくくなることがあります
- 「保険金請求のお手伝いをします」と訪問してくる業者とのトラブルも報告されています。契約や高額な手数料を急かされても、その場では判断しないようにしましょう
- 経年劣化による傷みは補償の対象外とされることが多く、台風被害との判断が難しい場合もあります
まとめ
台風被害への備えは「まず記録、次に連絡」が基本です。り災証明書の申請先と、加入している火災保険の補償内容・連絡先を、家族で今のうちに確認しておくと安心です。制度の詳細や個別の判断については、加入先の保険会社やお住まいの町の窓口にご確認ください。2024年10月から始まった水災料率の地域細分化については「水災料率の細分化」の基礎知識のコラムもあわせてご参照ください。
実家や空き家の台風対策・老朽化が気になる方は、oota不動産のかんたん無料査定やお問い合わせもお気軽にご活用ください。