初年度は確定申告、2年目以降は年末調整

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、会社員など給与所得者の方でも、控除を受ける最初の年分は、自分で確定申告をして、必要書類を提出することが原則です。給与所得者の方は、2年目以降の年分については、年末調整で適用を受けられます。初年度の確定申告を済ませると、後日、2年目以降の年末調整に使う申告書が、税務署から送られてきます。なお、年末調整の対象とならない方(年収が2,000万円を超える方など)は、2年目以降も確定申告が必要です。

年末調整の書類については、「住宅ローン控除の年末調整、必要書類はどう変わる?」もあわせてご覧ください。

確定申告で用意する主な書類

住宅の種類や、制度の適用区分によって異なりますが、国税庁の案内では、一般的に次のような書類が挙げられています。

  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書(国税庁のサイトで作成できます)
  • 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書(金融機関から届きます)。「調書方式」に対応した金融機関では、「住宅ローン控除の適用申請書」を金融機関に提出すれば、添付が不要になります
  • 家屋の登記事項証明書(土地の購入に係る住宅ローンも対象にする場合は、土地の登記事項証明書と、土地の売買契約書の写しも)
  • 売買契約書または工事請負契約書の写し
  • 勤務先の源泉徴収票(申告書の作成に使います)
  • マイナンバーが確認できる書類・本人確認書類
  • 住宅の性能が分かる書類(認定住宅、ZEH水準省エネ住宅、省エネ基準適合住宅などの区分に応じて、住宅省エネルギー性能証明書や建設住宅性能評価書など)
  • 補助金等の交付を受けた方は、補助金の決定通知書など

登記事項証明書は、法務局で取得できます。年末残高等証明書は、10月から翌年1月ごろに届くことが多く、金融機関によって、届く時期や形式が異なります。届いたら、大切に保管しておきましょう。

申告の時期と注意点

確定申告の受付は、例年、2月16日から3月15日までです(土日祝日にあたる場合は、翌平日にずれます)。住宅ローン控除のように、還付を受ける申告は、確定申告の期間とは関係なく、翌年の1月1日から提出できます。ただし、日程は年によって変わることがあるため、国税庁の案内で最新情報をご確認ください。

あわせて、次の点も見落としがちです。

  • 入居の時期の要件:新築や取得から6か月以内に入居し、控除を受ける年の12月31日まで、引き続き住んでいることが必要です。転勤などで年末に住んでいない年は、原則として、その年の控除を受けられません
  • 控除額や控除期間:住宅の種類(新築・中古)や入居時期、性能区分によって異なります。詳しくは「住宅ローン控除の基礎知識」、「中古住宅の住宅ローン控除」もご参照ください
  • 初年度の申告を忘れた場合:還付申告は、翌年の1月1日から5年間、提出できます。年分ごとに申告書を作成します。ただし、控除を受けられる期間そのものは延びません

提出前に家族で確認しておくこと

共有名義やペアローンの場合は、名義人ごとに控除を受けるため、それぞれが申告します。また、副業などで、別に確定申告が必要な方は、その申告にあわせて、住宅ローン控除も申告できます。迷ったときは、早めに税務署に確認しておくと安心です。

まとめ

住宅ローン控除は、会社員でも、初年度は確定申告が必要というのが基本です。書類は、秋から年明けにかけて、少しずつそろえておくと、慌てずに済みます。要件や金額は個別の状況で変わりますので、詳しくは税務署や税理士などの専門家にご確認ください。

oota不動産では、糟屋郡での住宅のご購入(購入のご相談)・ご売却に関するご相談をお受けしています。税金や手続きで気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

※本文は、国税庁の公表情報(タックスアンサー、「マイホームを持ったとき」)に基づく一般的な内容です。要件や金額は、個別の状況によって異なります。詳しくは、税務署や税理士などの専門家にご確認ください。

この記事の監修
太田 秀一郎
株式会社oota不動産 代表取締役/宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士

糟屋郡を中心に、不動産の売買・賃貸・管理・相続のご相談をお受けしています(宅地建物取引業 福岡県知事免許(1)第20299号)。詳しくは代表の思い・会社概要をご覧ください。